適材適所
世の中に1人でなんでもやれる方がいらっしゃると思いますが、私には出来ないので尊敬します。私は出来ることをやることと、やったことが無い事を出来る限りやることまでしかできません。なんでもやれるようになるには不得意なこともやらなくてはいけなくなるため、ストレスとなってしまいます。そのため出来るところまでしかやれません。
その代わり私が出来ない事を出来る方をご紹介する事ができます。私が対応するよりも得意としている方に対応してもラう方がクオリティも良くできますので、その引き出しを沢山作る事をしています。
以前、IT系のサラリーマン時代にプロジェクトリーダーとして参画していた事があります。その時のメンバーは私が面談して決められたのですが、何も知らないのに舞い上がってメンバー選びをしていたため、後々になってからそのメンバー選びの仕方を反省しました。
その当時の私は、メンバー候補はいくらでもいるという勘違いをしていたため、作業分担も全て私が決めていました。そして作業分担した内容について作業効率が悪いメンバーがいると、メンバーを交代してもらうように営業に依頼して交代してもらっていました。そんな感じでプロジェクトを動かしていたため、かなり大変なプロジェクトになってしまいました。
プロジェクトリーダーは5名、その上にプロジェクトマネージャーが2名で構成されていましたが、飲みに行ったり交流を頻繁に行っているような良い雰囲気でした。プロジェクトが佳境に入った時に、プロジェクトマネージャーから呼び出され、二人きりで話し合いをしたことがありました。そこで、色々とプロジェクトを運営していく上で大切な事を沢山教わりました。私自身が納得できない内容については、意見も言っていました。かなり熱く意見を言ったりしていました。舞い上がっていた時期なので、今となっては本当に申し訳ない事(何も知らない状況)で意見を言っていました。
その方から、人には向き不向きな事があること、不向きな事をやってもらっても効率良くできないこと、効率良くできることを見つけて得意な事をやってもらう事が大切だということを教えて頂きました。人をいくら交代しても、適材適所に配置しないと何も改善されないという事をこの時初めて知りました。
それ以降、適材適所を常に考えるようになりました。適材適所はとても大切です。