常に先を考える
何のために仕事をするか?と問われたら、以前なら「お金を稼ぎたいから」や「地位を上げたいから」など自分自身の事を答えていたと思うけど、起業してからは「次の世代のために礎となりたい」とか「孫のために何かを残しておきたい」と変わってきました。
考え方が変わると行動も変わり、楽しくなります。何かを頼まれても楽しみながらできるのでストレスにもなりません。頼まれた事が終わった後に待っているのは、頼んだ方の笑顔なので余計に楽しくなります。変われないと思っている方は、現在を考えることをやめて先を考えるようにすると変われるかもしれません。
私は俯瞰という言葉をよく使うのですが、この言葉を知ったのは2010年か2011年の頃でした。最初この言葉を聞いた時はなんの事か分からずネットで検索しました。そこには、物理的な観点で「高い場所から見下ろすこと」と書かれていました。物事を見る時に低い位置から見ると、見える範囲も狭いですが、高い位置で見ると、とても広い範囲が見えます。その時から少しずつ意識して何でも見る範囲を広く考える様になりました。
システム開発をする際にも、狭い範囲だけを見て作ったプログラムと広い範囲を見て作ったプログラムでは雲泥の差が生じます。テスト用のデータを作る際にもデータの内容がガラッと変わります。狭い範囲だけを見ていると、いつも忙しくなってしまいがちですが、広い範囲を見ることでその忙しさが緩やかになります。また、狭い範囲だけを見続けているとストレスも溜まりイライラしたりしてしまいます。私自身元々ストレスが溜まりやすかったので、俯瞰という言葉を知った事によって原因が分かり俯瞰した見方が出来るようになったのかもしれません。
これを時間軸で考えると、1時間以内の事しか考えられない人と1日の事を考えられる人の差になるのだと思います。「あと1時間しかない」と焦るか「まだ1時間もある」と考えるかによって心の余裕が変わると思います。今だけを考えて生活するか将来を考えながら生活するかによって笑顔になれる回数も変わってくると考えています。
人生は1度きりなので、笑顔で過ごしたいと常に思っています。